「紅葉の木曽路」に卒業旅行
前日までの雨も止み、絶好の旅日よりの中、卒業旅行として「長野県昼神温泉と木曽路の旅」に平成23年11月7日(月)〜8日(火)の日程で行ってきました。
1日目 さいたま新都心を7時50分出発、途中通勤ラッシュに巻き込まれ大宮市内を抜けるのに時間がかかりましたが、圏央道・川島インター経由で関越自動車道をひた走る。我々の3号車は地域創造科21名、福祉環境科14名の乗り合いなので、車内融和を図るために簡単な自己紹介(課題学習に取り組んだ感想などを含めて)をしながら上里サービスエリアで1回目のトイレ休憩。続いて福祉環境科手作り歌集「歌声バス・青春お遍ろ」をもとに地域創造科:五十嵐さん・小高さんの司会で 「黒猫のタンゴ」や、「南国土佐をあとにして」「銀座カンカン娘」「居酒屋」他を皆で歌いながら第2部を終え、第3部として全員が参加できる「ビンゴゲーム」で盛り上がりました。
そうこうしている内にバスは豊科インターを降り、本日の昼食を頂く、安曇野の「大王ワサビ農場」に到着しました。約1時間の予定で昼食をはさんで日本一の「ワサビ農場」(東京ドーム11個を飲み込むほどの広さ)を散策しました。
ここ安曇野は、NHK連続小説「おひさま」の舞台となった地域で、その中に出てきた「そば店=そば」や清流を利用したワサビ造りなどを地域産業の振興や観光資源に利用しています。
13時20分再び豊科インターから長野自動車道、中央自動車道を通り、駒ヶ根インターを降りて一般道路から次の訪問地「宝積山 光前寺」に到着。 「宝積山 光前寺」は今から1200年前に開基された天台宗のお寺で、戦国時代には武田・羽柴家などの武将の保護を受け、特に徳川家からは、地方寺院としては別格の60石の寺領と10万石の大名格を与えられるなど隆盛を極めていましたが、明治以降の神仏分離令により、多くの末寺などは廃寺となっています。今なお樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた広大な境内には本堂を始め十余等の堂塔を備える長野県屈指の大寺で、境内6.7ヘクタールの光前寺庭園は国の文化財「名勝」に指定されています。
なお、このお寺には昔から「霊犬・早太郎伝説」が伝えられています。およそ700年ほど前に光前寺に「早太郎」という大変強い山犬が飼われていました。見付天神社(遠州府中:静岡県磐田市)社僧「一実坊弁存」が「早太郎」を借受け、子女の身代わりとなった「早太郎」の力によって、見付神社例祭で人身御供を要求していた怪物(老ヒヒ)を退治したことから、「早太郎」が不動明王の化身であり、災難除、厄除の霊犬なりとして広く信仰を集めているものです。
続いて立ち寄ったのは飯田インターから一般道を走った所にある「水引工芸館:せきじま」で、工芸師による水引工芸の実演を見た後、水引美術館で日本最大級の結納セットや「日本伝統水引工芸雪水流家元・関島 登」の華麗で優美な水引美術品の数々が持つ水引造形の表情の豊かさと、水引工芸の美しさに魅了されました。予定より30分遅れで今夜の宿「昼神温泉・吉弥」に向かいました。
懇親会 大宴会場「慶雲・飛天の間」で福祉環境科:矢崎さん、藤枝さんの司会により、武富実行委員長の開会の言葉に続き、武井自治会長の主催者挨拶、渡辺所長のご挨拶に伊藤自治会副会長の乾杯の音頭でプログラムが進行し、しばし会食・懇談の後、各科余興に入りました。
福祉環境科:きよしのズンドコ節、ふるさと伝承科:秩父音頭、美術工芸科:全員でNHKのど自慢と進み、しんがりとして我々地域創造科は地域創造の歌、手話ダンス付きの瀬戸の花嫁の合唱、高場さんが手品を披露し拍手喝采を頂ました。この後、全科合同の手話ダンスに続き、ふるさと伝承科:角田さん指揮で青春時代を全員で合唱、大垣さんの閉会の挨拶、松井さんの締めで懇親会を終了し、2次会のからおけルームに移動。
20時から23時まで全員参加した2次会は和気あいあいと歌にダンスにと盛況でした。(参加者の意外な側面を垣間見た?2次会でした)
2日目 8時40分名残惜しい「吉弥」を後に最初の立ち寄り先「清内路峠のおつけも」にて150種類もあるお漬物の中から皆さん思い思いに家族・知人へのお土産のお買い物。
本日3番目はこの旅行のメインイベント中山道「妻籠宿」約1時間30分の散策です。中央駐車場から移動し、高札場をバックに横の水車小屋脇で全員の集合写真を撮り各自自由行動。
寺下の町並みの一番北にある「鯉岩」、妻籠宿本陣、脇本陣奥谷、妻籠郵便局にある郵便資料館、尾又橋など思い思いに歴史の面影を残す宿場町を探索・堪能しました。途中、明治時代の衣装を着用した郵便配達人と一緒に記念写真を撮ったり、郷原酒店でエネルギーを補給したりと思い出に残る一こまもありました。
昼食は木曾路館で信州8割そば付きのヘルシーな山の幸の滋味を食しました。復路は中津川インターから中央高速道に入り、岡谷ジャンクションを経て途中2回のトイレ休憩を取りながら、19時過ぎには大宮に帰りました。
(文責 瀧澤・菅沼)
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