俳句遊クラブ(いきがい大学伊奈学園専科1期校友会)
会員 16名
会合 第3火曜日
場所 埼玉県県民活動総合センター (吟行は別途)
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令和6年8月20日 県活センター201室 句会
蝉声の爽やかなりし軽井沢 特選
パリ五輪テレビ観戦盛夏なる
炎天下刈るのが苦手伸びる草
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令和6年7月16日 県活センター201室 句会
鳴り響く祭太鼓と笛の音と 特選
夏祭りヨーヨーすくふ子等の笑み
緑陰やハンモックゆれ本を読む
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令和6年6月18日 県活センター201室 句会
紫陽花や権現堂に咲き乱れ
特選
本年はことに遅れし梅雨入かな
薔薇の門振り返りては写す花
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令和6年5月21日 県活センター203室 句会
微風にかすかな匂ひ花は葉に 特選
連休のどこへも行かず花葵
夏浅しお座敷ボール競い合ふ
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令和6年4月16日 県活センター201室 句会
校門を笑顔でくぐる入学児 特選
春の旅湾に浮かぶや海ほたる
春疾風帽子飛ばされ池に落ち
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令和6年3月19日 県活センター202室 句会
赤城にて千本桜咲き誇り
春浅し気ばかりあせる断捨離に
得意気に猫の獲物や家ざくら
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令和6年2月20日 県活センター201室 句会
梅咲くや餌をもとめる外の猫
能登悲哀家屋つぶれて冴返る
白梅や今年は早く咲く始め
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令和6年1月16日 県活センター201室 句会
元旦にお湯割り焼酎子等と飲む
とし玉を孫に配りて笑みさそふ
朝起きて初めて作る雑煮かな
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令和5年12月19日 県活センター201室 句会
襟立てて息吐く白さ霜の声
銀杏散るベンチに座る老婦人
初冬や神社の鳥居くぐりゐる
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令和5年9月19日 県活センター 204室 句会
建て前の棟木の立ちて秋高し 特選
凍らせたチーズケーキや夏の夜
昼下り花も萎るる酷暑かな
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令和5年7月18日 県活センター 201室 句会
明易し雲離れゆく至仏山 特選
咲き乱れレークガーデン薔薇香る
宿根草心和ませ夏浅し
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令和5年6月20日 県活センター 203室 句会
夕暮れに漂う気品花菖蒲 特選
昼下がり出番待ちせる夏帽子
梅雨晴間七冠達成聡太笑む
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令和5年5月16日 浦和市博物館 吟行
バルコニーの柱頭見事な夏館 特選
初夏や偉人かたどる新紙幣
夏めくや通船堀は荷を運び
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令和5年4月18日 県活センター201室 句会
関宿城引き立ててゐる花吹雪 特選
夕暮れの顔のようなる春の雲
春眠の蛇と遭遇庭先に
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令和5年3月21日 伊奈町制施行記念公園 吟行
尊顔の大師像へと糸桜 特選
風光る日をはね返すモニュメント
春愁やピーチクパーチク鳥の鳴く
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令和5年2月21日 県活センター203室 句会
寒明けや皮膚癌早期に取り去りて 特選
葉牡丹やうすむらさきの渦模様
白梅のよき枝振りや鉢に埋め
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令和5年1月17日 県活センター201室 句会 |
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母亡くてさびしき朝餉初御空 特選 |
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箱根路を競ひて駆ける睦月かな 特選 |
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初場所の阿炎に勢ひありにけり 特選 |
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令和4年12月20日 県活センター201室 句会
無事終はる名義変更冬来る 特選
山茶花のはらはらと散る狭庭かな
寒き朝ドーハの歓喜涙せり
令和4年11月15日 県活センター201室 句会
金婚の二人に小春日和かな 特選
都会の夜眩しく照らすハロウィン
淋しきや今年も中止秋祭
令和4年10月18日 県活センター201室 句会
今年米母の里より届きけり
鈴虫や寝床の中にまで響き
祭壇に位牌を並べ秋彼岸
令和4年9月20日 通信句会
炎天下家族葬にて父送る 特選
亡き父の思い出あまたなる夜長
相続の名義変更小鳥来る
令和4年7月19日 県活センター202室 句会
海が好き砂浜走る日焼けの子
コロナ禍の第七波来る猛暑かな
ドア開けて空気淀める酷暑かな
令和4年6月21日 県活センター202室 句会
山巓てふ天空ポピー咲き誇る 特選
紫陽花の花弁に浮かぶ雫かな
大いなる窓に日の差す梅雨晴間
令和4年5月17日 県活センター201室 句会
えごの花見沼田んぼに咲き誇る 特選
紫陽花やじゃれあつてゐるリスの群れ
新緑の見沼に立てる風車かな
令和4年4月19日 県活センター201室 句会
さへづリや先を争ひ枝移り 特選
桜草庭一面に咲き乱れ
峠越え浅間の山に雪残り
令和4年3月15日 県活センター201室 句会
樽詰めのモルトウィスキーや山笑う 特選
春光の床に寝そべる猫太り
白き皿墨を薄めて春浅し
令和4年2月15日 県活センター201室 句会
柊の花の香りに顔よせて
雪降るやオンラインにて英会話
遠富士やビルの谷間に日脚伸ぶ
令和4年1月18日 県活センター201室 句会
元日や真白き富士を拝みたる
初夢や施設で過ごす母の顔
冬空にきらりと大き星光る
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川越の吟行 2014年11月18日 |
上尾市丸山公園の吟行 2011年2月8日 |
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講師の句 |
おしどりの寄り添ひてゐて声上げず |
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春落葉もろとも堰を越える水 |
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春寒の空メタセコイヤの先尖り |
私の特選 |
静けさや梅の香りと水の音 |
仲間の特選 |
水鳥の語らふごとく寄り添ひて |
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底冷えや釣人池に糸をたれ |
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春末だ釣人たちの赤ら顔 |
私の句 |
石投げて波紋広がる春の池 |
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身を縮め仲間と群れる春の鴨 |
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窓越しに 心癒して クレマチス |
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雄大な 富士の頂 初冠雪 |
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ものうげに ゆったり揺れて ポピーかな |
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帝釈天
心静かに 秋の空 |
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客のなき 矢切りの渡し 秋の風 |
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秋気かな 煙たなびく 浅間山 |
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春の海 茜に染まる 夕べかな 千葉県勝浦の風景 |
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静けさや 梅の香りと 水の音 (特選) |
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宝登山の 蠟梅かほる 山路かな |
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風薫る 廊にくつろぐ 子猫かな |
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明易し 屋根まで伸びる ゴウヤかな |
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夏祭り サンバのリズム 胸躍る |
父の日に 小包届き 恵比須顔
炎天下 神社の隅で 一休み
大緑陰 心癒され ゐたりけり
空を見て 心通はす 鰯雲
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夢乗せて 飛ぶ飛行船 初見空
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ひたすらに 餌を啄む 寒雀 |
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身を縮め 仲間と群れる 春の鴨 |
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春の宵 竹の葉ゆらぐ 露天風呂
孫の泣き まだ寝付かれぬ 短夜よ |
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秩父路や大空泳ぐ鯉幟
青水無月神社の屋根に光差し
震災で1人残され秋の蝉 《特選》
畦道に母を偲べる曼珠沙下華
野草園色づき来たり秋うらら
秋深し鳥声高き殿ヶ谷戸
秋しぐれ孫となぞなぞ遊びかな
金色の赤城山へと紅葉狩
朝霧に白鳥飛来眼を見張る
青空や皇帝ダリア咲き誇り
初春の芯から温もる露天風呂
誓文や今年もやるぞ初湯船
お年玉貰ひて跳ねる孫の顔
梅固し空に向かひて芽を張りぬ
春浅し幟はためく陶器市
瓦礫処理はかどらぬまま桜咲く
風光る庭の雀もはしゃぎけり
蒼空へ編隊組んで小白鳥
孫連れてたどる畦道若葉雨
慈光寺の日陰にあまたしゃがの花
絶景の漓江に浴ぶる青嵐 |
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