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2回利き酒会に参加   

平成25105日(土)午後230分から西川口コミュニティカフェ:エコ工房「ひだまり」で一昨年8月の1回目に続き、第2回目の震災復興応援「利き酒フェア」が開催された。生憎の雨の中ではあったが、21期地創から7名が参加し、利き酒師:中村 義 先生(我々の課題学習の指導講師)の話を聞きながらお酒を楽しんだ。(全体の参加者は17名)

利き酒とはどんなものか初めての参加者もいたので、「全国日本酒フェア:日本酒造組合中央会主催」の探訪記事(614日時事通信社舟橋良治記者)があったので、事前に配布し簡単な日本酒に関する知識を得て頂いて会に臨んだ。

利き酒の初歩は酒の香り、味わい、風合い(色)により、以下の4種類のどれに相当するのかを当てるもので、利き酒の基本となる4種類の酒を中村先生の講釈を聞きながら順番に頂いた

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利き酒の基本となる4種類の区別

利き酒師:中村先生
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初の酒は薫酒(くんしゅ)と言われる酒で吟醸酒が相当し、香りが高い酒である。銘柄は「穏(おだやか):純米大吟醸酒」(郡山市田村町の仁井田本家酒造)華やかな薫りと繊細かつすっきりとした酒であった。 福島県ブランド認証第1号の銘柄ですべての酒を自然米で仕込んでいる酒蔵。(精米歩留り50%)

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 続いての酒は爽酒(そうしゅ)と言われる酒で生酒が相当し、香りは低いが、さっぱりとした酒である。銘柄は「月の輪:特別純米生原酒」(岩手県紫波町月の輪酒造)吟醸のような軽快な香りときれいな米の味わいの酒でした。精米歩留り55%)

 次は醇酒(じゅんしゅ)と言われる酒で純米酒が相当し、米の香りが強い酒である。銘柄は「月の輪:純米酒」(酒造会社は爽酒(そうしゅ))と同じで燗良し、冷や良し、この蔵元の一番の売れ筋の酒。

 最後は熟酒(じゅくしゅ)と言われる酒で古酒(3年以上)が相当し、熟した味と香りの強い酒である。銘柄は「隠し酒(雪の茅舎):10年もの古酒」(秋田県由利本荘市の齋彌酒造)名前の通り熟した感じの色と滑らかでコクの酒であった。 (精米歩留り60%)

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熟酒(10年物古酒)

西暦ではありません、平成13年です

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「4つの酒が勢揃い」

この他に佐渡の吟醸生酒「真野鶴」、栃木県真岡市の純米吟醸酒「辻善兵衛」、滋賀県高島市の純米吟醸酒「琵琶の長寿」が振舞われたが、最初の印象が強かったのか純米大吟醸酒の「穏(おだやか)が一番好みにあった酒のような気がした。(参加者の大多数が同じような感想であった)


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 「違いが判るかな?」

 なお、これらの酒のつまみは相性を考えて福島のりんご、塩釜の笹かまぼこ、なすの漬け物、クラッカー、もろキュウ(味噌は富山の白エビ海鮮味噌)、意外だったのは日本酒にクラッカーがマッチすることでした。 4種類の酒と相性の良い料理を見つけることが、酒を一層美味しくさせることと同時に、酒によってそのうまさが際立つ温度があるので、注意して見極めることが大事であるとのお話でした。(酒の温度によって味が全く異なり、味が変わったなと感じたら温度を変えてみることも必要)

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試飲前の勉強会

最後は酒盛りに

 一通り試飲した後に、酒にまつわる話を交えて参加者の自己紹介をしたが、お国自慢、酒自慢などが披露され、楽しい2時間があっという間に過ぎてしまった。

(参考情報)

1:特別メモとして広島の爆心地から1km以内あった広島大学醸造科の教授以下8名が原爆投下の前日    から日本酒を大量に飲酒していて、死の灰を浴びたにも係わらず、全員が放射能障害を受けず、原爆症にならなかった事実を紹介されていた。(1回目の話と同じ)

2:「日本酒の効能あれこれ」の中で、日本酒がいかに百薬の長であるか新聞発表のコピーにて説明をされていた。日本酒には「ガンの抑制効果がある」、「善玉コルステロールを増やす」「糖尿病予防に効果」などなど?の人はご自分で調査をしてみて下さい。

3:「酒プラザ」新橋にある日本酒造会館は日本の酒情報館なので、一度見学されるようお奨めです。

4:日本酒の飲みごろの温度「繊細な日本人ならではの表現」

 常温:20℃とすると、熱燗は50℃、人肌燗は35℃、ぬる燗は40℃、 涼冷え:15℃(すずびえ)、花冷え:10℃、雪冷え:5

 皆さんはこの微妙な違いをご自分でお試し下さい。当日は熟酒(古酒)以外は涼冷え:15℃に冷蔵庫で保管されたものが提供されました。 

  (文・写真  菅沼)
 

 
 

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