越後湯沢の旅
地創クラス会沼田玉原高原から湯沢、西福寺開山堂へ
梅雨空の合間、平成28年7月4日(月)〜5日(火)の2日間、地創クラス会は参加者15名(男性11名、女性4名)で新潟湯沢方面に懇親旅行を行った。この旅行会も今年で3年目になる。今回は幹事長の金井世話人代表の発案で多彩な計画を立てていただいた。�ラベンダーの咲く玉原高原での昼食。�天狗の迦葉山弥勒寺。�夜にはなんとホタル観賞。�翌日は彫刻で有名な、越後大浦西福寺・開山堂などである。 当日集合出発は北上尾駅9時。天候は曇り空であるがまあまあだ。東松山ICより関越自動車道に入る。早くも車内では飲み物がまわりにぎやかになる。途中上里SAでトイレ休憩。沼田ICより玉原高原たんばらラベンダーパークへ。
たんばらラベンダーパークは、玉原高原にあるスキー場のゲレンデに関東最大規模の約5万株のラベンダーが咲き揃うといわれている。この時期花の見頃には少し早かったが、緑のラベンダーや赤い花をつけたサルビアが、整然と植えられている。ラベンダーの緑の株とサルビアの赤がきれいだ。スキーリフト沿いの遊歩道を散策する。レストハウス近く休憩所でさわやかな風に吹かれながら弁当での昼食をいただく。遠くにニッコウキスゲのお花畑も見える。
玉原高原から天狗で有名な「迦葉山弥勒寺」に向かう。迦葉山弥勒寺は沼田市北部にそびえる迦葉山の中腹に鎮座する曹洞宗の寺院。天狗の寺として知られ、高尾山薬王院、鞍馬寺と共に「日本三大天狗」の1つに数えられる。大きな天狗面は二体あり、その一つは交通安全を祈願してつくられた「交通安全身代わり大天狗」で顔の丈5.5m、鼻の高さ2.7mと言われている。目の前にすると圧倒される程の大きさの天狗面は迫力満点だ。
再び関越自動車道に乗る。湯沢ICから、15時30分に本日の宿の越後湯沢温泉「浦子の湯高野屋」に着く。17時30分からの夕食までの間、各自ゆっくりと温泉につかり疲れを癒した。 夕食は日本海の新鮮な魚介類の豪華な船盛りと心のこもった料理。そして地酒「鶴齢」も美味しい。一同大満足だ。やがてにぎやかにカラオケが始まる。各自自慢ののどを披露する。学園祭で演じた健康体操「北国の春」、「きよしのズンドコ節」等も飛びだし、おおいに盛り上がった。
懇親会
健康体操「北国の春」 女性の皆さんの民舞の披露
7時30分。「宴もたけなわですが。」と司会者。今回のサプライズ、ホタル観賞の時間だ。着替えをする。場所は宿高野屋からバスで約10分のところの「湯沢中里ホタルの里」だ。曹洞宗の寺「瑞祥庵」の周辺で、ホタル再生事業に約10年の時間を費やしたとのことだ。
現地に到着。時間はまだ8時前。遊歩道や木道が整備されているがあたりは真っ暗。
足元の小さな照明に沿って進む。やがてあちらこちらで「いた、いた、ホタルだ」との声。確かに木々や草々の間から黄色い光が飛んでいる。これがホタルだ。幻想的な世界だ。子供のころに田んぼで見たホタルの情景を思い出す。
案内看板
イメージ 1
イメージ 2
8時30分宿の高野屋に着く。着替えをし、場所を変えて2次会となる。平素クラブ活動やあるいは趣味などで取り組んでいる手品、南京たますだれ、民話、ハーモニカの演奏が披露され盛大な拍手。一段と盛り上がった。
宿で用意していただいた夜食、魚沼産こしひかりのおいしいおにぎりをいただく。
金井世話人代表から明日の予定の説明があり、10時懇親会2次会は終了した。就寝。
五十嵐さんの南京玉すだれ 萩原さんの民話
小高さんハーモニカ
7月5日(2日目)天候は快晴だ。宿の玄関前で記念の集合写真を撮る。
9時。宿のバスで本日の見学地、魚沼市大浦にある彫刻で有名な赤城山(せきじょうざん)西福寺の開山堂に向かう。西福寺は曹洞宗の寺で、開山堂の堂内には、幕末の彫刻の名匠石川雲蝶(うんちょう)の終生の大作ともいえる、それは素晴らしい彫刻、絵画、漆喰細工の数々が施されている。西福寺の開山堂は、その雲蝶の作品群が日光東照宮にも劣らない素晴らしいものであることから、いつからか「越後日光開山堂」と呼ばれている。 三間四方の吊り天井と壁にすかし彫りで施された大彫刻群は、曹洞宗の開祖道元禅師を題材にしたものが多いとされ、その素晴らしさに目を見張り、大迫力に圧倒される。ただただ感嘆の声が出るばかりであった。
宿への帰路、宿高野屋さんのご厚意により、新潟スイカの名産地南魚沼市の八色原(やいろはら)地区のスイカ畑に案内していただいた。広大なスイカ畑が広がっている。この地域はスイカの栽培に適した黒色火山灰の土壌が広がっており、加えて八海山をはじめとする越後三山に周囲を囲まれた盆地であり、昼夜の寒暖の差が大きく、この地域で生産される「八色原スイカ」は昼間は夏の日差しによりあたためられ、気温が下がる夜は冷やされるため、糖度が高くシャリシャリとした歯触りのよいスイカができるとのことであった。 食べたいところであったが、まだ時期が早く、畑のスイカはまだ小ぶりであった。作業中の農家の方に尋ねると、「7月末から8月初旬だね。その頃またいらっしゃい。」
11時30分に宿に着く。本日の昼食は宿で「へぎそば」だ。へぎそばは、へぎと呼ばれる長方形の器に「手振り」という方法で一口サイズのそばが並べられている。冷たいつゆでいただく。そば好きはこれがたまらない。食事後は出発までめいめいにくつろぐ。
13時宿を出発。途中、物産店「味里」でお土産の買い物をする。地酒、山海の珍味などが豊富だ。
湯沢ICより帰路の関越自動車道に乗る。飲み物がまわり会話がはずむ。関越トンネルを抜けると雨模様。途中上里SAでトイレ休憩。ここまで来ると雨もあがった。16時予定通り無事北上尾駅に到着した。ますます親交が深まったことを感じた本当に楽しい2日間のバス旅行であった。 幹事長金井世話人代表をはじめとした幹事の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
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